ネパール農村フィールドワーク:世帯調査

学生さんらと村の各家をまわって、家族構成や生業形態、現金収入等についての調査をおこないました。
驚いたのは、ほとんどすべての世帯に、中東方面への出稼ぎ者がいることです。
村には現金収入源がない、またネパールには農村出身者を受け入れる労働市場が小さい。こういう状況では、労働市場を求めてやすやすと国境を越えてしまいます。

他方で、村に残された家族は棚田と段畑で栽培する自給用の米、シコクビエ、トウモロコシ、コムギ、ジャガイモと野菜に依存した生活を営んでいるが、労働力不足に陥っている世帯もありました。

こうした農村に小水力発電所と索道を建設しても、この流れは止まらないいどころか、加速する可能性すらあるでしょう。発電所や索道自体が悪いわけでは無いので、今後はこれらを利用した現金収入源となる技術を移転する必要があると思いました。

学生さんらは慣れない環境のなかでも聞き取り調査、とても良く頑張りました。

ネパール農村フィールドワーク:日本紹介

ブジュン村到着後二日目には、村の中学生を集めて、プログラム参加学生による日本文化紹介をおこないました。
徳島大の学生さんらも、ブジュン村の学生さんらも頑張って英語でやりとりしていましたが、細かいところがなかなか伝わらない。言葉の翻訳ではなく文化の翻訳ができていないのです。文化の翻訳のためには、その前提となる文脈を説明しなければならないのですが、それを通訳のスレンドラさんが急遽引き受けてくれました!

発表のあとは、徳島大の学生さんらがブジュン中学校の学生さんの将来の希望進路をヒアリングしたり、日本文化として折り鶴の折り方を教えたりして、しばし和やかに過ごしました。

お天気にも恵まれて、ホッとしました。

ネパール農村フィールドワークに行ってきます

本学部改組時にともなってできた「実践プロジェクト」科目として、昨年度視察に行ったネパール農村でのフィールドワークに約2週間、学生を連れて行きます。
学生さん2名と20年前に小水力発電所建設プロジェクトがおこなわれたラムジュン郡の農村で、現在の村の生活の状況やプロジェクトの長期的なインパクトを探ります。
徳島−ネパール友好協会のみなさんが送り出してくれて、感激しました。

徳島大学常三島祭にてジビエソーセージ試作品を販売します!

狩猟サークルRevier Jagtは、クラウドファンディング企画にて駆除されたシカ肉を用いたジビエソーセージを開発します。
https://otsucle.jp/cf/project/revier-jagt.html

そのプレ企画として、第65回徳島大学常三島祭(2017年11月3日-4日)にて、「ジビエバル レビアヤークト」を出店します!
メニューは以下です。

【カリーブルストセット】が何とワンコインの500円!ドイツの街角で売っているソーセージの食べ方です。カレー味のケチャップをかけたソーセージに付け合わせのフライドポテト。今回はそれにザワークラウトもつけちゃいます。ソーセージはもちろん、試作品の鹿肉ソーセージです!
鹿肉ソーセージ単品:300円、フライドポテト単品:300円、ザワークラウト単品300円

バルなので、お酒的なものも(徳大は無粋な大学でアルコール禁止なのでノンアルコールなのですが…)提供します!
ノンアルコールビール/ノンアルコール黒ビール:200円
ノンアルコールホットワイン:200円⇒暖まりたい方はぜひ!

同好会のメンバーのみなさんは場所とりやら企画書作成やらで頑張っています!
当日、ぜひ食べにいらしてください!Revier Jagtのみなさんに会えますよ!
また、試作品ですが、つくろうとしているソーセージの味も確かめられます!

第65回徳島大学常三島祭
https://jousanjimasai65.wixsite.com/tokushima-univ

クラウドファンディングによる鹿肉ソーセージ開発に挑みます!

クラウドファンディングによる鹿肉ソーセージ開発に挑むべく、徳島大学本部にオフィスを構える一般社団法人大学支援機構のみなさんと打合せをしました!

この企画に挑む狩猟サークルRevier Jagtの高橋さんは卒業研究時から猟師さんや猟友会、行政関係の方々にお世話になってきました。
彼女の問題意識もそのようななかで生まれたのだと思います。駆除された動物が廃棄されている現状を知って、「もったいない」、「かわいそう」と感じた高橋さんは、それらを有効活用する方法の構築が喫緊の課題であると考えました。
実際に、徳島県で捕獲されるシカのほとんどは廃棄されている現状があります。シカの個体数調整には費用が発生しますが、その財源は税金です。廃棄されたシカ肉の有効活用できれば、鳥獣害対策に割かれている税金を減らすことができるかも知れません。それがビジネスとしてまわりだせば、税金を使わない鳥獣害対策が可能になるどころか、地域に雇用を生み出せるかも知れません。過疎問題は雇用(不足)の問題でもあります。そして過疎化と鳥獣害問題は密接にリンクしています。このビジネスモデルが成功すれば、日本における鳥獣害問題や過疎問題の負のスパイラル構造を変えることが出来るかも知れません。

みなさんのご支援をお願いいたします!
https://otsucle.jp/cf/project/revier-jagt.html

狩猟サークルRevier Jagtの高橋さんが地元誌のトップを飾りました

今度は徳島の地元誌『徳島人』10月号のトップ特集に高橋さんとRevier Jagtの活動が取り上げられました!まだ猟期前なので目立った活動をしていないのですが、組織するだけで注目されるのですね。期待に応えられますように。
http://medicomm.jp/category/blog/person-tokushima/

今シーズンは
1)駆除された獣肉を活用した商品(ソーセージ)開発・販売
2)わなを用いたシカの捕獲
3)学生向けの狩猟免許取得支援
4)講演
といった活動をおこなう予定だそうです。