オープンゼミ2019のお知らせ

今年もオープンゼミ月間がやってきました。
内藤ゼミでは、下記の要領で2019年に3年生になる方を対象にしたオープンゼミを実施しています。関心ある方は、ご参加ください。

・日時 毎週火曜日(2018 11/6, 13, 20, 27) 1-2講時、3-4講時
*シラバス上では月曜日の7-8講時(地域総合演習)ですが、その年の3・4年生の履修状況をみて、相談しながら授業の日時を決定しています。
**2年生は他の授業もあるでしょうから、1-2講時のみ、3-4講時のみの参加でもOKです。

・場所 内藤亭 or 総合科学部一号館3F情報実習室3
*後期は内藤亭で実施しているのですが、徳島市周辺部の農村地帯にあって遠いので、オープンゼミ期間は情報実習室3になると思います。

・オープンゼミの内容
オープンゼミは、普段通りのゼミに参加してもらうというスタイルです。隔週で内容が異なります。3年生の時には基本的に研究の枠組みをしっかりたてることを目的にした文献研究が中心となります。フィールドワークにはゼミの時間以外に行きます。文化人類学は、クセのある視点と方法論をとりますが、研究のフィールド・対象やテーマの幅は広く設定することが可能です。どこの、何を対象に、どのようなことを研究/実践したいのかについては、個別相談やゼミでのやりとりの中で決めていきます。

11/6:日本を対象にした文化人類学的研究
 高齢者を対象にした福祉人類学&景観人類学と空間論の文献レビュー(日本語)
11/13:アフリカを対象にした文化人類学的研究
 ケニアを対象にした難民キャンプにおける経済活動&牧畜民を対象にした教育開発に関する報告書の輪読(英語)
11/20:日本を対象にした文化人類学的研究
 高齢者を対象にした福祉人類学&景観人類学と空間論の文献レビュー(日本語)
11/27:アフリカを対象にした文化人類学的研究
 ケニアを対象にした難民キャンプにおける経済活動&牧畜民を対象にした教育開発に関する報告書の輪読(英語)
*資料準備の都合上、前日までに参加連絡をください!
naito.naoki@tokushima-u.ac.jpかラインでお願いします。

【参考(使用テキスト)】
難民の経済活動に関する報告書
https://www.ifc.org/wps/wcm/connect/8fb8fab4-af24-4b09-bdff-2109d2c45974/20180427_Kakuma-as-a-Marketplace_v1.pdf?MOD=AJPERES
牧畜民の教育開発に関する報告書
http://pubs.iied.org/pdfs/10021IIED.pdf

・ゼミの選抜基準と選抜方法
【選抜基準】
①現代人類学的な視点や方法論をもとに研究/実践おこなう方
②研究/実践の対象は国内外を問わないし、テーマやトピックも問わないが、グローバルな、あるいは比較の視点をもてる方
③オープンゼミに1回以上参加し、自身の研究/実践内容に関する個別面談を2回以上おこなった方
【選抜方法】
面接
【その他】
オープンゼミにくわえて個人面談を重視しています。なぜなら研究内容や進路についてよく話し合って、3年生以降に<自分がどういうことをするのか>イメージできるようになっておいたほうが、有意義で(たぶん)楽しい3-4年生活を過ごせると思うからです。もちろん、研究する中で関心が変わることは「発見」であり良いことだと思いますけど、ひとまず現時点での目標として。
もうひとつ、文化人類学という、多くの方が大学に来て初めて知る学問を<楽しい>と思うかどうかと、成績はじつは<それほど(まったく関係ないわけではないが)>関係なかったりします。すこしでも関心ある方は、ご相談ください。
【個人面談のアポイントメントの取り方】
naito.naoki@tokushima-u.ac.jpかラインでご連絡ください。2回面談する理由は、1回目は進路や研究の希望について伺った上で、ゼミの特徴やその場でパッと浮かんだ研究テーマ候補について説明・提案する、2回目はそれを受けてどう考えたか相談・議論するためです。要するに1回目の面談は個別の説明会のようなものだと思ってください。2回実施すると志望理由書も書きやすくなると思います。
日中のアポイントメントが取りやすいのは木曜日と金曜日です(月・火・水は夕方以降)。12/14以降はケニアに出張しております。

・内藤ゼミの年間スケジュール
・3年生前期(2019):文化人類学およびその関連領域に関する専門書を読んで理解し、まとめて、発表するスキルを身につける。その間に自分が関心ある研究対象、テーマ、方法について検討する。
夏休みの課題:自分が関心ある研究対象、テーマ、方法に関する専門書2冊を詳細にまとめる。また、ネパールでのフィールドワークに関心ある人は、この時期だと内藤が引率可能
・3年生後期(2019):自分が関心ある研究対象、テーマ、方法に関する専門書を複数読んで、研究の枠組みをつくっていく(イマココ)。
・冬休み・春休み:今年はケニアの難民キャンプや牧畜社会での調査に引率。後期にたてた枠組みにそくして、予備調査を実施。
・4年生前期(2020):就活+卒業研究の一章・二章を執筆
・4年生後期(2020):卒業研究に関するデータの分析と考察
・1月末(2021):卒論提出!