院生のOくんと、自閉症という病とともに生きることのリアリティに向き合い続けた監督の晩年を描いたドキュメンタリー映画「そばにいるよ!~自閉症(オーティズム)と車椅子の監督」を鑑賞しました。
前半は監督の生き様に焦点をあてたメイキング映像風、後半は自閉症の子どもをもつ家族の暮らしを描いたドキュメンタリーになっていました。
Oくんは、自身もしばしば吃音に悩みながらも、吃音者のセルフヘルプグループでのたわいもない会話のやりとりに注目したユニークな卒業論文を執筆しました(興味がある方は、ゼミ生の研究テーマを参照してください)。なかなかよい卒論だったけど、そろそろ他の世界に飛び込んで、自らの経験を相対化したらいいような気がします。
先日のサマーキャンプでお目にかかった方々とも再会し、親切にしていただきました。ありがとうございました。
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徳島県自閉症協会サマーキャンプin牟岐
心理学の先生方にお誘いいただき、徳島県自閉症協会さんが毎年運営されているサマーキャンプin牟岐に参加させていただきました。
目的は、昨年美波町・阿部集落の方々と学生とで開発した、津波災害時の避難支援器具を、自閉症用にローカライズすることです。それは緊急支援の現場にみられる、いつでも・どこでも使える支援器具(ユニバーサルな支援器具)開発という思想から、特定の文脈で有効な支援器具(ローカルな支援器具)開発という思想への転換です。つまり阿部の文脈にあわせてローカライズされたものを、自閉症という別の文脈に再ローカライズする作業をします。
夜に遊びを兼ねて支援器具の使い心地をモニターしてもらいました。
それはもちろん有意義だったけど、一泊二日で自閉症協会のみなさんと生活できたことがとても刺激になりました。コミュニケーションについて、そして支援のあり方について考えさせられました。
サマーキャンプの様子
http://d.hatena.ne.jp/tokusima80/