ソーセージ工場を見学

シカの解体実習の後は、学祭用のソーセージを作っていただくことになったマイスター社さんの工場見学です。

ソーセージづくりの機械と一連の作業工程についてご説明いただきました!

学祭用のソーセージはヴァイスブルスト風なので燻製かけないのですが、燻製機に行くと美味しそうな色と香りのベーコンたちが… 燻製かけてもらっても良いかなぁ…と

-18度!の冷凍倉庫の中に入れていただきました。寒さが伝わるでしょうか?

冷凍庫にストックされてるソーセージです(これは普通の豚肉ソーセージ)。燻製かかってますね。

その後、学祭での試験販売用ソーセージの大きさ・形・味付け・肉のひき方・納期・価格等々についての最終確認をさせていただきました!

学生が自分たちで解体し、それをミンチにして、ソーセージにするというのが一番良いのかもしれませんが、一般販売する商品は許可を受けた工場できちんと作られたものでなければなりません。そのかわり、なんども打ち合わせをして、学生たちが思った通りの商品にしていただこうと思います。また、学生たちには最大の問題である原料(シカ肉)調達で頑張ってもらわなければいけませんし。やることが多いですね。

このように学生たちは、毎日ジビエソーセージ開発に向けた努力を積み重ねております。山にも行くし!工場にも行く!必要あればどこにでも行き!何でもする!をモットーに頑張っております。これは都市(工場や消費者)と農村(猟師さん、解体場や農家の皆さん)をつなぐ試みでもあるでしょう。
高齢化が著しい日本における自然と人間の関係はターニングポイントを迎えています。今後の地方における野生生物との共存に向けた課題に、ビジネスという切り口からアプローチする学生らのこころみに対して、何卒ご支援をお願いいいたします。

↓クラウドファンディングサイトはこちら↓
https://otsucle.jp/cf/project/revier-jagt.html

シカの解体実習をしました

徳島県美馬市にある解体場にお邪魔して、シカの枝肉を解体させてもらいました。
近年では、野生鳥獣の食肉利用をする際にも、定められた解体場で規定にのっとって屠殺・解体をおこなうよう指導されています。

学生のほとんどが解体初体験でしたが、うまく解体作業に慣れていきました。
私、いったい何の先生なんでしょうね…

解体場やシカ肉を提供して下さった猟師さんたちには、「(素人にしては)うまいね」とほめられました!
沖縄での調査時のマグロ解体や牧畜民の調査時の家畜解体経験が役に立っていますが、久しぶりで手際が悪いですね。
もっと練習しなければ。


<木屋平解体場の玄関で記念撮影>

こうした練習をふまえて、学生さんたちはジビエソーセージづくりを成功させようと頑張っています。
生き物なので骨が付いているのは当たり前ですが、そこからどうすれば肉が取れるのか、また可食部分(逆に言えば廃棄部分)がどのくらいなのか、どういう環境でどのように解体すべきなのかに付いて学んだと思います(一応、文系学部です…念の為)。

学生たちは、ほとんどが廃棄されている駆除されたシカの有効利用と、それがもたらす利益による持続可能な野生生物マネジメントや過疎地域における雇用づくりを目指してソーセージを企画・開発しています。
そのためにクラウドファンディングによる資金を募っております。
みなさまからのご支援をお願いいいたします。

↓クラウドファンディングサイトはこちら↓
https://otsucle.jp/cf/project/revier-jagt.html
↑学生さんたちが、今日の実習の様子を少しづつ報告すると思います↑

⇩解体の一場面(ご不快になるかもしれない映像ですので注意してください)⇩

徳島大学のHPトップにクラウドファンディングの取り組みが掲載されました!

徳島大学のHP上部のスライダーにジビエソーセージプロジェクトのことが大きく掲載されているではありませんか!一般社団法人大学支援機構(Otsucle)のみなさま、徳島大学本部のみなさま、ご支援いただき大変ありがとうございます!!なんだか、大学HPをちょっとだけジャックしたみたいで、嬉しいですね!

学生たちは総合科学部だけでなく、他学部の先生方ともお話してご協力をお願いしています。大学のHPに掲載していただいたので、少しやりやすくなったかな?

今後は大学のOB会や民間企業さんのご理解やご協力を得るために活動する予定です。

みなさまのご理解・ご協力をお願いいたします!

↓ジビエソーセージのクラウドファンディングサイトは↓
https://otsucle.jp/cf/project/revier-jagt.html

クラウドファンディング 目標額の3割に到達しました!

みなさまからいただいたご支援のおかげで、開始1週間で目標額の30%に到達しました!
本当にありがとうございます!

11月11日の11:59までに目標額に到達しない場合には全額返金してプロジェクトは即解散という決まりなので、「まだ」30%です。ですが、この山をあとふたつ越えた先にゴールがあります!

むかしケニアのサバンナで、直線距離で50kmほど離れた家畜キャンプまで初めて歩いたときに、「キャンプはどこにあるの?」って聞いたら遠くの山を指さされたことを思い出します。手前の山じゃなくて、その向こうでもなくて、ずっと遠くに小さく見える山。「あれなの!?」って聞いたら、「あの山の向こう」と言われた時の絶望感。でも、歩いていけばゴールにたどり着くのですよね(2日かかりましたけど。その時以来、私は本格的にどこででも寝られるようになりました)。


↑その頃に見た朝焼けです

学生たちは学部の先生方をお一人お一人まわってお願いしたり(私が若い頃はすぐ先生にカンパを集めに行っていたのですが、最近はそういう文化はないみたいです。有り難いと言えば有り難いですけど。寂しくもありますね)、こまめにCFサイトを更新したり頑張っています。

クラウドファンディングによる研究資金獲得を学生がおこなうことの利点は、構想・提案する取り組みに対するみなさまのご理解や共感を目に見える形で確かめることができる点でしょうか。ご支援をいただいても、いただけなくても、それが学生に対するメッセージになります。

だけれども、頑張っているので何とか成功させてあげたいなというのが親心です(甘やかしているかも知れませんが)。

今後とも情報拡散やご支援を何卒よろしくお願いいいたします!

クラウドファンディングのサイトへは↓から
https://otsucle.jp/cf/project/revier-jagt.html

ジビエソーセージ3種の試作品をご提供いただきました!

ジビエソーセージの試作品を徳島大学学祭(11/4-5 10:00-16:00)で試験販売しようと計画しています!
どうしようかと思っていたら、徳島県内の企業さんが、まずは味を見てということで試作品をつくってもってきてくださいましたので、急遽サークルとゼミの学生さんを招集し、試食会&企画会議です!

プレーン・みまから(徳島県西部独特のトウガラシ)チョリソー・すだちの3種類です。
1本100gでお願いしたのですが、写真でもおわかりになるように、かなりボリュームがあります!

プレーンは2mmのキヌビキで、フワッとした食感のヴァイスブルスト風で大変美味しかったです!たぶん、シカって言われなければわからない。でも、ブタのソーセージとは確かに違う!これはこのままでOKという感じでした!

すだち風味は、あらびきでワイルドな食感。まさに野性味溢れる見てくれと食感でした。それなのに、嚼むと柑橘系の香りがフワッと口にひろがり、さっぱりと食べることができます。これはなかなか良い!ただ、あまりにワイルド路線の色味と食感だったので、プレーンと同じキヌビキにしてもらおうということに。

最後のみまから味は絶品です!みまからは、徳島県美馬市で生産されている、辛さはハバネロ級であると同時に甘味はメロン級という、珍しい特徴をもつトウガラシです。
http://www.mimakara.com/SHOP/19995/104867/list.html

フレッシュな青生みまからトウガラシを入れ込んだシカ肉チョリソーです!これが非常に美味しかったです!青生のみまからトウガラシは、口入れた瞬間にトウガラシのフレッシュな香りと瞬間的な辛みはあるのですが、赤トウガラシに良くあるパタンと違って辛さが尾を引かないのです!非常にさっぱりとした、さわやかな味に仕上がっています!よくあるチョリソーとは、いい意味で全く違う!私は食い道楽ですが、これは素晴らしいです!ぜひ、みなさんにも食べていただきたい!

学祭では、この3種を販売します!
限定200本になると思いますので、どうぞお早めに!
お好みの味のソーセージ1本とフライドポテトにザワークラウトがついて、たったの500円です!

学生たちは総合科学部の全教員をまわって支援をお願いしたり、猟友会や県庁の方に支援をお願いしたりと、連日駆け回っています!

すでに様々なご支援をいただいておりますが、まだ目標額の50万円の三分の一ほどですので、ぜひご支援の輪を広げていただけることを願っています!

徳島発!大学ブランドのジビエソーセージがさまざまな場所で販売されることを願っています!

ご支援よろしくお願いいたします!
↓ご支援はこちらから↓
https://otsucle.jp/cf/project/revier-jagt.html

地元企業の方からご支援のご連絡をいただきました

本日初めて、地元企業の方からご支援のご連絡をいただきました。

これまでの取り組みに対するご理解・ご支援の輪が少しづつ拡がっていることを感じ、嬉しく思いました。
また、遠方の方からもご理解・ご支援をいただきつつあり、それがとても支えになっています。
ようやく、すこしクラウドファンディングらしくなってきました。
ありがとうございます!

ご連絡いただいたのは、県南のジビエレストランを経営されている方です。
すごく感じの良いレストランですから、ぜひお伺いできればと思っています!
http://awagibier-aoki.com

このクラウドファンディングでは、企業さん等からのご寄付も受け付けております。
法人様の場合、ご寄付分は全額が税金の控除対象になります。
また、いまならこのホームページにバナー広告が掲載される特典付きです!

ご理解・ご支援いただく皆さまあってのクラウドファンディングです!
今後とも、ご支援どうぞよろしくお願いいいたします!
https://otsucle.jp/cf/project/revier-jagt.html

ジビエソーセージの試食をしました

本日はSPEC BIO LABORATORY, INC.が経営する上勝町の地ビール店RISE&WIN BREWING CO.の第二醸造所となるKAMIKATZ STONEWALL HILL CRAFT & SCIENCEお披露目パーティに学生たちとご招待していただきました。
数年前にジビエソーセージ開発についてご相談を受けてからのご縁です。その間にソーセージを開発し、地ビール店を開店し、今度は第二工場まで。それも徳島市ではなく、上勝でおこなうとは、頭が下がります。今回は学生のジビエソーセージ企画について勉強させていただきました!

上勝の旧材木工場を再利用した素敵な施設です。ゼロウェイスト政策をとっている上勝らしい、建物です。
工場見学もさせてもらい、楽しい時間を過ごしました。

こちらのジビエソーセージ、やはりシカ肉ベースなのですが、粗挽きにしてあり、ハンバーグのような食感と溢れる肉汁で大変美味しかったです。
あらためて、大いに参考にさせていただきました!
学生のクラウドファンディングによるジビエソーセージ開発企画、皆さまからのご支援をお願いします。
https://otsucle.jp/cf/project/revier-jagt.html

ちなみに地ビールは…ハンドルキーパーなので飲めませんでした(泣



クラウドファンディングの取り組みが徳島新聞に掲載されました

狩猟サークルRevier Jagtのみなさんによるクラウドファンディングの取り組みを、徳島新聞に取り上げていただきました!
いよいよ明日から、クラウドファンディングスタートです! 10/7-11/12までの約1ヶ月間に50万円の資金を集めることができるでしょうか?
廃棄されている命の有効活用による持続的な野生動物保全・管理システムの構築という彼らの目論見を成功させるため、みなさんのご支援をお願いします!

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/10/2017_15072633886781.html

https://otsucle.jp/cf/project/revier-jagt.html

クラウドファンディングについて思うこと

ジビエ商品による持続可能な野生生物の補全・管理システムの構築を目指して50万円の資金を社会から集めて事業をおこなうという研究費の獲得方法、私は面白いと思っています。これを学生が主体的におこなうというのは素晴らしい!

ところで、われわれ研究者の多くは科学研究費補助金という、「税金」をいただき研究をすすめています。
もちろん厳しい審査があり、採択率も25-30%と厳しいものですので、そのなかで質の低い研究は淘汰されているのだと思います。とはいえ、日本の科学技術政策は基礎研究を軽視する傾向が続き、我々も困り果てているのは事実です。

ですが、そもそも「税金」とは何か?ということを考えてみれば、一人や少人数では実現不可能な公共性の高いニーズを満たすために、国というシステムを作り、合意にもとづき税金を支払い、それを原資にそのシステムをまわすということかと思います(もちろんいつの間にか、国は所与のものになり、税金も合意なき徴収・使用になったりしますが)。

つぎに学問ですが、我々のなかに基礎研究ということで成果を問われなかったことあぐらをかいている方がいるのも事実です。ですが学問の世界も社会から隔絶された聖域などではありません。人類学や社会学といった学問分野は、近代以降の新たな社会的要請のなかで生まれましたし、逆に力を失い消えていった学問分野もあります。

社会から直接研究資金をいただくということクラウドファンディングの取り組みは、学問と社会の関係についての原点に立ち返って考える機会という意味で、自分にとって新鮮でした。

学生さんらのチャレンジ、みなさまに応援していただければ幸いです!
https://otsucle.jp/cf/project/revier-jagt.html