アフリカの難民問題について、難民の日常生活の視点からお話ししました。
http://narutouzushio-hs.tokushima-ec.ed.jp/jo990jgwh-100/#_100
KJ法の練習をしました。KJ法は、文化人類学者のKawakita Jiro(川喜田二郎)先生が開発したブレインストーミング法。少数意見を可視化できるってところが人類学っぽいですね。
NPO法人アフリック・アフリカのご協力を得て、つるぎ町の古民家を改装した織本屋さんで写真展を開催。現在進行中の世界農業遺産関連のイベントです。四国山地はシコクビエをはじめとする雑穀栽培で知られていますが、こうした雑穀はアフリカ原産のものも多いのです。シコクビエなどは、いまでもアフリカ人びとに主食として食べられています。
先住民、難民、移民、障害者、ホームレス……。さまざまな現場で社会的に排除された人たち。彼らを社会的に包摂するための支援。その包摂が新たな排除を生み出すというパラドックス。
遠い世界のどこでもない、いま私たちの足下で何が起こっているのか?
目次
序 章 「社会的排除/包摂」現象への人類学的アプローチ(内藤直樹)
第Ⅰ部 開発――弱者がつくられるフィールド
第1章 ケニア牧畜民の伝統社会は開発から逃れられるか(内藤直樹)
第2章 エチオピア牧畜民に大規模開発は何をもたらすのか(佐川 徹)
第3章 ボツワナの狩猟採集民は「先住民」になることで何を得たのか(丸山淳子)
第4章 オーストラリア先住民の「暴力」といかにつきあうか(飯嶋秀治)
第Ⅱ部 難民――グローバリゼーションと国籍
第5章 アフリカの難民収容施設に出口はあるのか(中山裕美)
第6章 アンゴラ定住難民の生存戦略は持続可能か(村尾るみこ)
第7章 在日インドシナ定住難民の「彼らなりの暮らし」はどう保たれているか(岩佐光広)
第8章 第三国定住難民と私たちとの接点はどこにあるのか(久保忠行)
第Ⅲ部 福祉――私たちは「隣りにいる他者」といかに生きるか
第9章 ホームレス状態から地域社会への移行において何が問われているのか(北川由紀彦)
第10章 野宿者の日常的包摂は可能か(山北輝裕)
第11章 精神障害者の世界は受け入れられるか(間宮郁子)
第12章 脱施設化は新の解放を意味するのか(有薗真代)
終 章 開発/難民/福祉の横断を終えて(山北輝裕)
日時:2014年2月19日(水) 10:00〜
場所:まちなかキャンパス@徳島
【主催】
平成25年度徳島大学パイロット事業支援プログラム(社会貢献事業)
「地域の持続的発展に資する機動型臨地教育/研究拠点(フィールドステーションの形成)」
日本文化人類学会課題研究懇談会「応答の人類学」
【概要】
近年、大学が地域のニーズに応える研究/実践あるいは地域のニーズに応えることができる人材育成をおこなうことが求められています。
そうしたなか各地で、教育の場を地域社会に求め、地域と協働した教育/研究/実践をおこなう試みがなされています。
このワークショップでは、北九州大学地域創生学群における課題解決型学習(Project-Based Learning: PBL)導入事例や徳島大学の人類学・社会学系教員によるフィールドワーク実習のとりくみ事例を検討しながら、地域との協働にもとづく大学教育/研究のあり方やそのマネジメントについて考えます。
プログラム
【基調講演】
10:00-11:00:「地域におけるPBL+SLの実践:地域の再生と創造を担う人材の育成に向けて」
眞鍋和博(北九州市立大学 基盤教育センター・教授)
11:00-12:00:質疑応答
12:00-13:30:昼食
【話題提供】
13:30-13:50:「地域課題に向き合う学生を育成するためのカリキュラム改革」
玉真之介(徳島大学 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部・教授)
13:50-14:10:質疑応答
14:10-14:30:「学生実習におけるフィールドステーションの構築と活用:教育と地域貢献の両立を目指して」
高橋晋一(徳島大学 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部・教授)、内藤直樹(徳島大学 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部・准教授)
14:30-14:50:質疑応答
14:50-15:00:コーヒーブレイク
15:00-15:30:コメント
【コメンテーター】
飯嶋秀治:九州大学 大学院人間環境学研究院・准教授
矢部拓也:徳島大学 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部・准教授
15:30-16:00:総合討論
報告記事>> まちなかキャンパス日記 http://ameblo.jp/mcba/entry-11775990044.html