狩りガール第一号

ゼミ生のIさん(3年生)が狩猟免許試験を受験し、合格とのお言葉をいただいたとのことです。おめでとう!
内藤ゼミでは狩猟免許の講習もおこなっています。

徳島県でもシカ、イノシシ、サルなどの野生鳥獣による被害が深刻化していますが、柵の設置と猟友会による駆除という対症療法的な対策が中心です。
ところが野生鳥獣駆除の担い手である猟友会の平均年齢は、すでに70歳くらいになっています。この体制は10年はもたないであろうことが予想されます。山の自然に、新たなアクターが参入することが必要です。

岐阜県にあるNOP法人 メタセコイアの森の仲間たちさんでは、若い人びとによる新たな取り組みがおこなわれています。
猪鹿庁:http://inoshika.jp
9月25-26日には、今年度の実習生らと猪鹿庁の視察に行く予定です。
こうしたとりくみを、徳島県の文脈に合わせた形にローカライズできないか考えてみようと思います。

農林水産省-明日を担う若い力 チャレンジャーズ-第56回

農林水産省-明日を担う若い力 チャレンジャーズ-第56回

徳島県自閉症協会サマーキャンプin牟岐

心理学の先生方にお誘いいただき、徳島県自閉症協会さんが毎年運営されているサマーキャンプin牟岐に参加させていただきました。

目的は、昨年美波町・阿部集落の方々と学生とで開発した、津波災害時の避難支援器具を、自閉症用にローカライズすることです。それは緊急支援の現場にみられる、いつでも・どこでも使える支援器具(ユニバーサルな支援器具)開発という思想から、特定の文脈で有効な支援器具(ローカルな支援器具)開発という思想への転換です。つまり阿部の文脈にあわせてローカライズされたものを、自閉症という別の文脈に再ローカライズする作業をします。

夜に遊びを兼ねて支援器具の使い心地をモニターしてもらいました。
それはもちろん有意義だったけど、一泊二日で自閉症協会のみなさんと生活できたことがとても刺激になりました。コミュニケーションについて、そして支援のあり方について考えさせられました。

サマーキャンプの様子
http://d.hatena.ne.jp/tokusima80/

阿部ローカルモデルのテスト風景(2013)

阿部ローカルモデルのテスト風景(2013)

雑穀畑の贈り物

祖谷の雑穀をつくっているのは、いい感じのおじいさん、おばあさんたちでした。商業的には成功とはいえないけれど、生物多様性の維持に知らずに貢献している。つい忘れてしまうのですが、人間は生物としての身体を備えた存在ゆえの限界と特徴がある。生態人類学ことわざ−人はパンのみにて生きるにあらず。されどパン無くして生きることかなわず−。さー明日は何を食べて生きようか? No food No life!

みなさん、種をくださいという図々しいお願いに対して優しく応えてくださいました。ありがとうございます!いただいた種は、来年の春に試験区をつくって植えてみようと思います。広げよう四国山地の雑穀の輪!

製粉したシコクビエはウガリ(東アフリカでよく食べられている練り粥)、キビとヒエはゴハンにして、実習のときにでも食べようかしら?

アワの種

アワの種

脱穀したヒエ(左)、ヒエの種(中央、右)

脱穀したヒエ(左)、ヒエの種(中央、右)

脱穀したキビ(左)、キビの種(右の3つ)

脱穀したキビ(左)、キビの種(右の3つ)

シコクビエの種(左)、製粉したシコクビエ(右)

シコクビエの種(左)、製粉したシコクビエ(右)

祖谷の雑穀ジーンバンク

本日は祖谷の雑穀栽培の様子を見に行きました。「もうほとんど栽培されていない。これが最期の一件かも」と聞いていたのですが、その農家さんから友達の輪方式で雑穀栽培農家をたずね歩いたら、でるわでるわ。ヤツマタ(シコクビエ)、キビ(コキビ)、アワ、ヒエを栽培している農家の方々にお会いできました。農家の方によればシコクビエやキビ、アワ、ヒエの種子は、採種後2年以上たつと発芽率が落ちるということです。だから少しでも良いから毎年植え続けることが大事。時にはヒトリバエといって、自然にこぼれ落ちた種子から発芽した株も、採種用にとっておく。こうした農家の方の営みによって作物の遺伝的多様性が維持されているのですね。まさに生きたジーンバンクです。ちなみにシコクビエはアフリカ原産で、主に東アフリカの人びとの食をいまでも支えています。

シコクビエ畑

シコクビエ畑

シコクビエの実

シコクビエの実

ヒトリバエのキビ(コキビ)

ヒトリバエのキビ(コキビ)

ヒトリバエのヒエ

ヒトリバエのヒエ

ラフティングツアー

お世話になった民宿・家曽敷さんと記念撮影した後は大歩危のツアー会社でラフティング。連日の雨による増水のため、ファミリーコースに変更。ラフティング会社のガイドは5人中3人がネパール人。これはなかなか面白い発見でした。
その後は、かずら橋と小歩危の小便小僧を見物するマスツーリズム体験。前日とはずいぶん性質の違う古典的なツアーをみるのは面白い。観光人類学の教科書みたいだ。
帰りのバスのなかで大学生と中学生が話す機会があったことが何よりでした。もう少し交流した方が良かったと反省。とにかく無事に戻れて良かった。

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ハチミツワークショップinつるぎ

つるぎ町一宇で、「徳大生と行く、夏休みハチミツ体験」を開催。ちょっと人数が多かったけど、何とか天気がもって良かった。ニホンミツバチのハチミツを収穫する際のポイントは、ミツの集め手が減らないように巣箱に残ったハチを可能な限り外に出してやること。
学習体験プロラムにするためには、まだまだ検討すべき課題がある。中学生の自由研究を2日で完成させるくらいのプログラムを用意すべきか?また、地域の方ともっと交流できる仕掛け作りが必要。

地元誌にとりあげられました
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2014/08/2014_14084965599234.html

ハチミツの収穫

ハチミツの収穫

とれたてのハチミツを口にする

とれたてのハチミツを口にする

ハチミツしぼり体験

ハチミツしぼり体験

ハチミツ石鹸づくり

ハチミツ石鹸づくり

手作りピザ

手作りピザ

ブルーチーズと絞りたてハチミツのピザ

ブルーチーズと絞りたてハチミツのピザ

研究室サイト公開

Top_naitozemi研究室のサイトを公開しました!おもに徳島大学での教育活動と地域貢献活動にかかわる情報を掲載します。

生きものがつなぐ都市と農村シリーズ 〜徳大生と行く夏休み養蜂スクール

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日時:2014年8月19日(火)〜20日(水)
場所:つるぎ町 一宇

【主催】
徳島大学総合科学部 社会創生学科 地域創生コース 内藤直樹研究室
「地域の持続的発展に資する機動型臨地教育/研究拠点(フィールドステーション)の形成」

【共催】
つるぎ町役場 商工観光課

【趣旨】
四国山地では在来種であるニホンミツバチの養蜂がおこなわれてきました。多種類の花から蜜を集めるニホンミツバチは生物多様性の指標です。また採蜜する際に花粉を受粉させるミツバチは植物と植物そしてヒトと植物をつなぐ役割を果たしてきました。

いま四国山地の農村部では、過疎・高齢化が進行しています。この企画の趣旨は、さまざまな生き物をつないできたニホンミツバチの力を借り、農村と都市のつながりをつくりなおしてみることです。次世代をになう若者や子供たち、農家のおじさん・おばさん、そして農村の生きものたちとともに、農村がもつ多面的な機能とその将来について考えます。

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日本文化人類学会公開シンポジウム「大学で学ぶ文化人類学: フィールドワーク教育の試みと可能性」

名古屋にて、文化人類学的なフィールドワーク教育に焦点をあてたシンポで発表。大盛況でした。PBLやフィールドワーク教育がもてはやされているが、これに対する文化人類学者のスタンスは様々であって良いと思う。私自身は「文化人類学らしさ」や「文化人類学することの意義」について考える良い機会であると再認識しました。

シンポジウム報告

発表要旨

パワーポイント資料

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つるぎ町調査(イモ班・ハチミツ班)

つるぎ町でおこなわれている傾斜地農耕システムの農学的な特徴を明らかにするためにつくったイモ畑。4月からずっと、ここで土壌サンプルをとっています。けっこう力がいる作業ですが、みんな頑張ってくれました。ハチミツ班はニホンミツバチの養蜂箱を見学。昼には流しそうめんをしました。メディアの方々も来てくださいました。
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2014/07/2014_14055563379621.html

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つるぎ実習